ピエルタンは１２世紀にドイツ系移民で゛あるザクセン人が形成した村です。当時ザクセン人は村の中に、教会を囲むように要塞化された中心部を設け外敵の侵入の際はこの要塞化された地域内で篭城できるように防護壁を設けていました。このような要塞教会はトランシルヴァニア地方で３００ほど造られたとのことですが、現在は７つが残されているのみとなっており、中でもこのピエルタンの要塞教会はオスマントルコの侵攻を受けなかったことから１５世紀末から１１６世紀初頭に建てられた教会とその防護壁が残されています。