半田市堀崎町周辺、上半田と呼ばれるこの界隈にあるのが、「紺屋海道」です。「紺屋」は一般的に「こうや」と読みますが、地元では「こんや」と呼ばれることが多いようです。名前の由来については、古くからこのあたりに、船の帆を染めた染物屋が数軒あったことから、「紺屋」の名が付けられたと地元では伝えられています。江戸時代、当時の上半田(坂田郷)のメイン通りであったこの道は、半田港が開かれるまでの間、千石船の出入りする大野港と下半田を結ぶ交通の要所として、多くの人々が行き交う賑やかな通りであったといわれています。現在では、お寺やお社などが点在し、昔ながらの街並みが残る静かな通りとなっています。
所在地: 愛知県半田市堀崎町周辺
電 話: 0569-32-3264