Casablanca
カサブランカ
北アフリカ、モロッコの最大の都市で経済の中心地として栄えている。イスラムとヨーロッパが共存している近代的な都市です。また、大西洋に面した主要貿易港でもあります。カサブランカとは、ポルトガル語で「白い家」の意味です。映画「カサブランカ」で世界的に有名になった。
Rabat
世界遺産ラバト
ラバトは、アフリカにあるモロッコ王国の首都。市の人口は65万人。ラバトとは「城壁都市」の意味である。 町は大西洋に面し、ブー・レグレグ川の河口にある。ラバトはサレ地方の州都。川の向こう側にベッドタウンであるサレが広がり、ラバトの南には大西洋に面しタメラがある。
Fes
世界遺産フェズ
フェズはアフリカ北西端、モロッコ王国北部の内陸都市。かつてマリーン朝などイスラム王朝が首都とした。13世紀から14世紀に発展、多数のモスク、マドラサ、大学などがある。9世紀に出来たメディナ(旧市街)フェズ・エr・バリは、1000年以上の歴史を刻んでいる。
Volubilis
世界遺産ヴォルビリス
ヴォルビリスは、モロッコにある古代遺跡。フェズとラバトの間で、メクネスに比較的近く、最も近い町としてはムーレイ・イドリスがある。ヴォルビリスは、北アフリカにおける古代ローマ都市の、最良の保存状態を誇る遺跡のひとつとして、ユネスコの世界遺産に登録されている。
古代には、ヴォルビリスはローマ帝国の勢力範囲の西限に位置する重要な都市であった。都市が建造されたのは、マウレタニアの王プトレマイオスがカリグラ帝に暗殺された後の西暦40年頃のことであるが、この町は紀元前3世紀来のカルタゴの施設群の上に築かれたと推測されているこの地は肥沃で、小麦やオリーブオイルなどを多く産出した。それはローマへと出荷され、この町に富と繁栄をもたらした。217年にはアントニヌス勅令を発してくれたカラカラ帝への感謝を捧げた「カラカラ帝の凱旋門」が建造された。
Route Des Kasbah
カスバ街道
砂色の寂寞とした風景が続く中、忽然とナツメヤシの生い茂る緑豊かなオアシスの村が現れます。訪れた2月の下旬はナツメヤシの中にアーモンドの花が咲き乱れ素晴らしい風景でした。もちろん、最大の見どころは世界遺産に指定されている「アイト・ベン・ハッドゥ」が見ごたえも十分。そして、オアシスの中のトドラ渓谷もモロッコのグランドキャニオンと呼ばれ必見でした。
Atlas Mountains
アトラス山脈
アトラス山脈はアフリカ北西部、モロッコからチュニジアにかけて東西に伸びる褶曲山脈である。西側が最も高く、東に行くにつれ低くなる。長さは2,400km。 モロッコでは標高3,000mを超え、モロッコの最高峰ツブカル4,167mなどがある。また、北からリフ山脈、モワヤンアトラス山脈(中アトラス)、オートアトラス山脈(高アトラス)、アンティアトラス山脈(小アトラス)の4つに分かれている。
Ait Ben Haddou
世界遺産アイト・ベン・ハッドゥ
「アイト・ベン・ハッドゥ」はアトラス山脈の南側につらなる、「カスバ街道」のオアシスに在る小さなクサル(城砦化した村)で、山脈の南の、砂漠の中に在る大きな町「ワルザード」の近くに在ります。アトラス山脈の南側の荒れ果てた大地に点在するオアシスには、肥沃な土地からアラブ人に追われたベルベル人達が、アラブ人や外敵などの侵攻から自分達を守るために築いたカスバ(要塞)やクサルが今でも多く残されていますが、その代表的なクサルがこの「アイト・ベン・ハッドゥ」です。
Marrakech
世界遺産マラケシュ
マラケシュは、モロッコ中央部、ラバトの南西約280km、アトラス山脈山麓の丘陵地帯、テンシフト川の南岸に位置する都市で、「南方産の真珠」と呼ばれてきた。マラケシュは、ベルベル語で「神の国」を意味する。北緯32度、西経8度、標高450mに位置する。気候はステップ気候に属する。人口は66万人であり、カサブランカとラバトにつぐモロッコ第3の都市でもあるアトラス山脈のうち最も険しい大アトラス山脈の北に位置する。南方45kmには北アフリカ最高峰のトゥブカル山4165mがそびえる。町の東側にはイシル川が流れ、大西洋に注ぐテンシフト川につながる。郊外にはオアシスが点在する。マラケシュは東西2km、南北3kmの城壁に囲まれた旧市街と、旧市街の西に広がる新市街からなる。新市街の西端にマラケシュ駅が位置する。旧市街は北アフリカでも最大の規模であり、王宮のほか、バイア宮殿、エルバディ宮殿、サアド朝の墳墓群、ベルアベ陵、アグダル庭園、大道芸人の見本市とも思えるジャマ・エル・フナ広場が有名。